関西3(大阪2/2)


◆大阪市交通局◆

8路線を持つ大阪市の公営交通。

【路線概略図】

堺筋線が阪急千里線と直通運転を実施し、現在中央線は近鉄東大阪線と直通運転を開始している。1990年には長堀鶴見緑地線も開通した。

【路線図】

堺筋線以外は第三軌条集電方式で、新交通システムの南港ポートタウン線もある。南港ポートタウン線は1981年に中ふ頭-住之江公園間が開通したが、1997年に大阪港トランスポートシステム(OTS)によりコスモスクエアまで延伸され、後に全線が大阪市南港ポートタウン線として統一された。

【車輌】

路線ごとにその路線カラーを配した車輌で運用されている。

 

▲御堂筋線30系ステンレス車とアルミ車。御堂筋線は大阪地下鉄の中心路線だ。

▲御堂筋線10系。

▲谷町線50系。谷町線は紫色を基調としている。

 

▲谷町線30系ステンレス車とアルミ車。

▲四つ橋線30系。イメージカラーは青。

 

▲中央線50系。中央線は大阪中心部を東西に結ぶ。

 

▲中央線30系ステンレス車とアルミ車。

 

▲千日前線100形と50形。イメージカラーはピンク。

 

▲阪急に乗り入れる堺筋線60系と新交通システムのニュートラム100系。


◆北大阪急行電鉄◆

江坂-千里中央5.9kmを南北に結び大阪市交通局御堂筋線と直通運転を実施している準大手私鉄。2005年現在初乗り運賃が80円と極めて安い。ちなみに直通運転している大阪市地下鉄の初乗りは200円。

【路線図】

万国博開催中の開業当初は千里中央から先の万国博中央口までを結んでいた。

【車輌】

地下鉄御堂筋線と同型の車体だが、北大阪急行の車体は茶色帯。

▲2000系車輌。


◆京阪電気鉄道◆

大阪-宇治・京都、京都-琵琶湖西岸に路線網を持つ。 京都-大阪区間は阪急、JR、近鉄とライバルが多く、テレビカー、通勤用5扉車、発車メロディチャイム導入など斬新なアイディア溢れる鉄道だ。

【路線概略図】

起点は京都の三条で大阪の淀屋橋までが京阪本線、出町柳までが鴨東(おうとう)線。当時の京阪三条駅は地上ホーム中央に踏切があり、車輌停車時には 左右両扉を開放し、車輌そのものを対向ホームへの渡りとしていた。

【路線図】

天満橋-寝屋川信号所間12.6kmの複々線区間は東武に次いで私鉄2位の長さである。

【特急用車輌】

無料の特急専用車3000系テレビカー。黄色+赤は特急色。

▲1980年頃の3000系テレビカー。現在は大井川鉄道で見ることが出来る。

【緩行用車輌】

緩行車輌は若草色に統一されている。

▲5000系5ドア車。当時5ドア車は画期的車輌だった。

▲急行用2200系。当時は赤い急行用ヘッドマークを付けていた。

▲元々は特急用2扉車として特急用カラーでデビューした新1900系。3000系製造に伴い3扉化し、一般車に改装された。

▲緩行線の各駅停車600系。

▲鴨川沿いを走る1800系。

  

▲宇治線の旧1900系と1300系。

【軌道線用車輌】

スタンダードは若草色だが、京阪特急色、水色系の車輌も走っていた。

▲石山坂本線600形。

 

▲600V時代の京津線500形。

 

▲石山坂本線、京津線の300形。京阪特急色車も走っていた。

 

▲200形。浜大津付近は路面区間になっている。

▲京津線の90形。


◆阪急電鉄◆

京阪神間東西に渡り146.5kmの路線網を持つ。

【路線概略図】

京都本線、千里線は大阪市堺筋線に乗り入れ、神戸線は神戸高速鉄道に乗り入れている。

【路線図】

路線は京都本線系列、宝塚本線系列、神戸本線系列に分かれ、それぞれ起点は梅田。梅田-十三(じゅうそう)間は有名な3複線区間があり、神戸、宝塚、京都方面への3編成同時発車というダイナミックな姿も見れる。

【車輌】

スタンダードは茶色一色だが、京都線特急用車輌だけ上部にホワイトをあしらっていた。

▲京都線6300系。チョコレートパフェとの愛称を持つ。

 

▲山陽電鉄直通須磨浦公園行き特急6000系と急行5300系。

 

▲三複線を行く5200系と3400系堺筋線直通車。

 

▲神戸線3000系と京都線2800系。

▲1100系。丸みがかった屋根が特徴的だ。

▲800形。いかにも旧型車である。

▲正雀車庫に保存されている新京阪鉄道時代製造の100形。


◆阪神電気鉄道◆

大阪-神戸を結ぶ鉄道で、阪急神戸線、JR東海道本線より大阪湾側を並行して走る。本線沿線には甲子園がある。

【路線概略図】

梅田からの直通特急は、神戸高速鉄道を経て山陽電鉄の姫路まで乗り入れる。

【路線図】

西九条線は近鉄難波まで延伸工事を実施している。2009年開通予定だが、開通後に近鉄線との直通も計画されている。武庫川線は本線と独立しているが、引込み線で本線と繋がっている。

【車輌】

特急・急行/普通用車両の塗装はそれぞれ赤胴車/青胴車で区別されている。緩行用の青胴車は日本一の高加減速を誇る性能から、ジェットカーと呼ばれた。

▲山陽電鉄直通特急8000系。

 

▲7861形と梅田で発車を待つ7801形。

 

▲急行7601形と本線特急7001形。

   

▲梅田駅に停車中の3901形と西大阪線3061形。

 

▲高加減速を誇る5131形、5311形ジェットカー。俗に青胴車と呼ばれる。

▲両運転台の武庫川線3301形。


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