東北2(秋田・山形・福島)


◆同和鉱業小坂鉄道◆

大館-小坂を結ぶ22.3kmの小坂線と大館-花岡を結ぶ4.8kmの花岡線からなる鉄道。1985年に花岡線が廃止となり、1994年には小坂線の旅客輸送が廃止された。現在は小坂製錬株式会社となり、貨物輸送のみとなっている。小坂線終点の小坂には小坂鉱山がある。

【路線図】

起点の大館は秋田県北部、日本海から東に50キロほどの場所に位置し、小坂線は東方向、花岡線は西方向に延びる。

【車輌】

気動車により運行されていた。

▲キハ2100形。一旦弘南鉄道の黒石線に転籍されたが、その黒石線も現在は廃止となった。

▲大館駅に停車する2本のキハ2100形。


◆秋田内陸縦貫鉄道◆

1986年国鉄の阿仁合(あにあい)線と角館(かくのだて)線を、それぞれ秋田内陸北線、秋田内陸南線として営業開始した第三セクター鉄道。1989年にこの2路線を延伸接続し94.2kmの長距離路線となった

【路線図】

秋田県北部の鷹巣から阿仁川に沿い南下し、ほぼ中間で約5キロの十二段トンネルをくぐり、田沢湖の西側を抜けて角館へとつながる。

【有料急行用車輌】

もりよし:鷹巣-角館

有料急行”もりよし”が運転されている。

【緩行用車輌】

▲開通して間もない秋田内陸縦貫鉄道。車輌は2連のキハ22。

 

▲1輌で田園地帯を走るキハ22。


◆由利高原鉄道◆

1985年に国鉄矢島線を第三セクター化した23.0kmの鳥海山ろく線。

【路線図】

秋田から南に40キロほどの場所にある羽後本荘を起点とし、子吉川に沿い南東の矢島まで延びる。沿線には鳥海山をバックに田園風景が広がり、由利高原は終点付近の西側にある。日本酒や由利牛などが名産物だ。

【車輌】

小型の気動車YR1000形により運行されていた。この形式は現在廃止されている。

▲開通当初のYR1000形おばこ号。


◆阿武隈急行◆

1986年に宮城県南東部の国鉄丸森線、槻木(つきのき)-丸森間を引継ぎ、1988年に丸森から福島まで延伸し、54.9km全線を電化した第三セクター鉄道。 朝夕はJR線仙台まで乗り入れている。

【路線図】

路線は阿武隈(あぶくま)川に沿うように伸び、沿線では阿武隈ライン下りも楽しめる。

【車輌】

開通当初は国鉄から借り入れたキハ22が走っていたが、現在は電化されている。

 

▲丸森線部分先行開通当初のディーゼルカー。


◆福島交通◆

福島-飯坂温泉9.2kmの鉄道。福島交通は1991年に1500V昇圧を行い、元東急7000系のステンレスカーに車輌交代した。 温泉地への観光要素だけではなく、通勤通学要素も強い鉄道だ。

【路線図】

路線は福島から北へ延び、終点の飯坂温泉は温泉郷の中心部に位置している。

【車輌】

当時はクリーム色に赤の車輌だったが、現在はステンレスカーが登場した。

 

▲両運転台車5300形と2連の5100形。

  

▲5000形と3000形。当時の車輌はクリーム色+赤のカラーだった。

 

▲1200形。1200形は車体の大きさが異なる付随車を挟んでいる。


◆会津鉄道◆

1987年に国鉄会津線の西若松-会津滝ノ原を第三セクター化した57.4kmの鉄道。

【路線図】

開業時に終点会津滝ノ原を会津高原に改称した。非電化区間である路線北側はほとんどの車輌がJR只見線の会津若松まで乗り入れている。

【有料特急・急行用車輌】

けごん:浅草-会津高原-会津田島

ゆのさと(急行):浅草-会津高原-会津田島

1990年に会津田島-会津高原間15.4kmを電化し、野岩鉄道経由で浅草方面からの東武鉄道直通電車も会津田島まで運行されている。

【緩行用車輌】

開業当初は気動車のみによる運行だったが、部分電化された後は東武鉄道6050系、野岩鉄道60100系と同型の60200系電車の在籍車輌もある。

 

▲会津鉄道のディーゼルカー非貫通AT200形と貫通AT150形。


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